上演作品@仙台

A/ダンスプロダクション[全国公募・新作]
作・演出家・振付家が、作品に必要な構成メンバー(美術・音楽・映像など)を編成し作品制作を行います。 
A-①]1グループ5名まで、30分程度のダンス作品。
A-②]1グループ7名まで、45分程度のダンス作品。

B/リージョナルダンス[開催地からの依頼・新作] 
札幌・仙台・福岡の各共催者が希望する振付家・演出家に依頼し、地元で募った出演者と新作を制作、当地で上演します。

A-①

「DISCO」岩渕貞太 (東京)

上演地:仙台 福岡 東京 京都

 Hironobu Hosokawa


音楽、ダンサー、観客の間を巡る駆け引き。三者の間で起きる交感。
音楽はダンサーと観客を等しく誘惑し、観客はダンサーに踊れと視線を送り、
ダンサーは観客を自分の世界に誘う。
三者それぞれの「踊ること」と「踊らされること」が混じりあう『DISCO』

岩渕貞太 (いわぶちていた)
「身体の構造」や「空間や音楽と身体の相互作用」に着目した振付作品を発表する。大谷能生や蓮沼執太など音楽家と共に身体と音楽の関係性をめぐる実験作を継続的に発表。美術館や野外公演など劇場外でも空間の特性を活かしたパフォーマンスも発表している。

振付・出演:岩渕貞太 
選曲:多田淳之介(東京デスロック)
映像:細川浩伸 
振付アシスタント:酒井直之 
衣裳:小暮史人(Design Complicity)

多田淳之介(ただじゅんのすけ)
演出家。東京デスロック主宰。古典から現代戯曲、ダンス、パフォーマンス作品まで幅広く創作。教育機関や地域での創作、ワークショップも積極的に行い、演劇の持つ対話力、協同力を広く伝える。アジア、ヨーロッパとの海外共同製作など国内外問わず活動。2014年韓国の第50回東亜演劇賞演出賞を外国人として初受賞。2010年より富士 見市民文化会館キラリふじみ芸術監督、2015年より高松市アートディレクター。セゾン文化財団シニアフェロー対象アーティスト。2014年度文化庁東アジア文化交流使。 四国学院大学非常勤講師。


酒井直之(さかいなおゆき)
ダンサー、振付家。15歳より身体表現を妹尾伸子に師事。21歳よりダンスカンパニー〈Co.山田うん〉のメンバーとして活動する。これまでに遠田誠、森下真樹、中村蓉などの作品に参加。コンドルズ振付コンペティション(CCC)2013、2015においてアホウドリ賞(準グランプリ)受賞。


小暮史人(こぐれふみと)
2011年にDesign Complicityを設立。メンズ・レディース向けの日常着を展開。 Design Complicityの活動は、服を通じて、それぞれの生活をデザインすることを目的としています。


 

細川浩伸 Hironobu HOSOKAWA
1977年生まれ。2007年より舞台美術、広報デザイン、舞台記録、映像などテクニカルも含めた幅広い分野でアーティストサポートを行っている。主な舞台美術として、中野成樹+フランケンズ、ミクニヤナイハラプロジェクトなどに関わる。


[A-②]

「THE RELIGION OF BIRDS」黒田育世(東京)

上演地:仙台 東京 京都

Daisuke Miura


作品タイトル通りの本の中で、鳥の鳴き声を伴って言葉に体重がのしかかっている様、二羽の鳥だけ信仰からはぐれ顛末が語られない様が描かれていること。
このことが私に強く突き刺さりました。踊りの作品にしたいと思いました。
色んなことがどんどん変わっていく中、体から発される動きや言葉から体重が消されることが怖いです。そして、何の役にも立たないかもしれない踊りを続けていて、社会の歯車からはぐれている心持ちがあります。
踊りが言葉を扱わなくていいと思うにも、踊りは役に立たなくていいと思うにも、私はそれらへの踊りの傷跡が足りません。
そしてそれとは別に今私は祈る踊りをしなければ前に進めません。
祈る踊りの両手の平に肉声と例外を握りしめたいです。

黒田育世(くろだいくよ)
バレエを基礎に、身体を極限まで追いつめる過激でダイナミックな振付は踊りが持つ本来的な衝動と結びつき、ジャンルを超えて支持されている。カンパニーでの活動に加え、金森穣率いるNoism05、飴屋法水、笠井叡、野田秀樹など様々なアーティストとのクリエーションも多い。

演出・振付:黒田育世
出演:伊佐千明 大江麻美子 野村琴音 政岡由衣子 矢嶋久美子 黒田育世 
音楽:松本じろ
衣裳:萩野緑

伊佐千明(いさちあき)
幼少より戸部有美子にクラシックバレエを学ぶ。RAD取得。
木佐貫邦子に師事。
桜美林大学総合文化学科卒業。
08年よりBATIKに参加し、11年より4年間21世紀ゲバゲバ舞踊団でも活動。
他、舞台芝居、映画、音楽PV等に出演。
横浜の港町を中心に、バレエオープンクラスを開講中。


大江麻美子(おおえまみこ)
6歳よりユニークバレエシアター(現バレエスタジオHORIUCHI)にてクラシックバレエを堀内完、林かおりに学ぶ。2000年に渡米し、DEAN大学ダンス学部を卒業。帰国後〈伊藤キム+輝く未来〉での活動を経て、05年より〈BATIK〉のメンバーとなる。他にも〈東京ELECTROCK STAIRS〉、田畑真希やカスヤマリコとのデュオユニットにも参加。


野村琴音(のむらことね) 
富山県出身。和田朝子、伊通子にモダンバレエを師事。お茶の水女子大学文教育学部、舞踊教育学コース卒業。現在修士課程に在学中。2014年よりBATIKに参加。幼稚園児、中学生、高校生へのダンス指導も奮闘中。


政岡由衣子(まさおかゆいこ)
大阪出身。8歳よりクラシックバレエを山本小糸に学ぶ。05~09年に渡蘭し、ロッテルダムダンスアカデミーを卒業。帰国後、向雲太郎、白神ももこ、長塚圭史などの作品に出演。14年よりBATIKに参加。まさおか式として作品づくりも行う。


矢嶋久美子(やじまくみこ)
幼少より、クラシックバレエを学び、ベルギーのHoger Instituut voor Dansへ留学。
帰国後、伊藤キム振付作品「花の歴史」に出演。
2004年よりBATIKのメンバーとなる。
バレエピラティス講師としても活動中。




松本じろ(まつもとじろ)
アルコール系ガットギター奏者、舞台音楽家。7時6分奈良県生まれ。
4歳からピアノ、7歳からヌンチャク、9歳からギターを始める。
18歳からパフォーマー丹野賢一の作品に係わりだし、それ以来多くの舞台に音楽、出演、美術、演出、飲酒等で参加する。
自身の活動では、国内外のライブハウスや老人ハウス、野外フェス、寺社仏閣、図書館、美術館、居酒屋、少年院等、場所を選ばず演奏中。



B

「黒鶏ーkokkeiー」北村成美(滋賀)

上演地:仙台

Ai Hirano


黒鶏。こっけい。黒いにわとり。
いつも変わらずそこに在る温もり、日々のいとなみ、それがどれだけ尊いことか。
すぐに忘れてしまえるから平穏。直面すると動揺。黒い鶏が運んで来るのはどっちかな。

インドネシアのとある村に滞在中、朝もやの向こうから黒い鶏がやって来ました。地元の人たちにとってはごく当たり前の風景でも、余所者の私にとっては衝撃でした。世の中に起こることの大半はこの黒い鶏のようにいつものことでありながら、見方によっては珍しかったり恐ろしかったりするのかも知れません。日常とは非日常とは。無事とは有事とは。踊る身体とは踊らない身体とは。もちろん、滑稽でお洒落な心意気は忘れずに、命題に向かって止まることはないのです。

北村成美(きたむらしげみ)
なにわのコリオグラファー・しげやん。生きる喜びと痛みを謳歌するたくましいダンスひとり立つソロダンスを追求するあまり、あらゆる世代障がい国境を越えて人々の中に飛び込み、数多くの公演・ワークショップ・大型コミュニティダンス作品に取り組む。

振付・演出:北村成美
出演:愛和気/磯島未来/小野詩織/川畑えみり/渋谷裕子

愛和気(あいわき)
東北初、今も東北では唯一女装ベリーダンサー。
和気愛会座長として、股旅、日舞ダンサーズを率いて、自身は女形や女装ダンスでの舞踊ショーを定期的に行う。即興、女装、太鼓や笛、獅子舞、和と洋といったコンテンツを巧みに組み合わせた年齢性別不詳和洋折衷ダンス。
仙台市内美術ギャラリーとの交流も深く、ギャラリー越後において2015年鬱展、2016年暇会など、SARPにおいて2015年愛和気個展、2014,2015年アンデパンダン展、メディアテークにおいて2014,2015年 10BOX夏の学校。福祉施設への慰問など、幅広く活動中。
2015年には、土方巽記念秋田舞踏会主催 土方巽メモリアル30に公募、ソロ作品を踊る。広瀬川倶楽部の被災者支援活動笑楽隊、わいわい企画主催の定禅寺通り、あら伊達な道の駅でのイベント、定禅寺2×3などの実行委員。
東北の地を背景に、常に斬新的にしかし民衆の中で舞踊り中。


磯島未来(いそじまみき)
八戸市出身、幼少よりモダンダンスを習う。上京後【黒沢美香&ダンサーズ】メンバーとして公演に参加する傍ら、ダンスユニット【ピンク】を結成し国内外14都市で作品を上演。日本女子体育大学舞踊学専攻卒業。05年度文化庁国内研修員、08年度文化庁新進芸術家在外研修員としてドイツ・ベルリンに2年滞在。帰国後、自身が構成・演出を担う【未来.Co (ミライドットコ)】を結成し作品を製作・上演している他、ダンス経験のない人ともダンス作品を創り、日本国内をダンスで巡る。


小野詩織(おのしおり)
宮城県大崎市出身。 1991年5月9日生まれ。
幼少よりクラシックバレエやミュージカルに触れ、数多くの舞台やイベントに出演
する。 高校からストリートダンス、タップダンスを始める。 2010年、日本女子体育
大学へ入学し上京。 同時にコンテンポラリーダンスに出会う。 在学中、学内外で
様々な作品に出演、振付をする。卒業後、デュオやソロで作品を創作し活動してい
る。 2015年8月、10-BOX夏の学校創作実験アトリエで ソロ作品を発表。 現在は特別
支援学校で講師をしながら踊る。


川畑えみり(かわはたえみり)
宮城県出身。6歳からクラシックバレエを始める。内ヶ崎見佳子に師事。
2009年ロンドンLABAN CENTERにてコンテンポラリーダンスを中心に学ぶ。
現在、バレエを教えつつ、コンテンポラリーダンスや他ジャンルのダンスパフォーマンスにもチャレンジする。動きの持っている質や与える反応に興味を持っている。
バレエと絵画のクラスのmoveを主宰。


渋谷裕子(しぶやゆうこ)
宮城県仙台市出身。
高校卒業後ヒップホップダンサーとして活動。
県内外のクラブイベントに多数出演。ダンスイベントを主催するほか、ストリートダンススタジオやアクターズスタジオで講師を務める。
2005年コンテンポラリーダンスに移行。
美術作品、演劇、バンドとの共演や沖縄を舞台にした高嶺剛監督映画「変魚路」出演、仙台市内・県外の商店街など様々な人、場所とコラボレーションしている。
また、障がいの有無・国籍・性別・年齢を問わずに様々なアート活動を行うNPO法人アートワークショップすんぷちょの公演に振付補助・出演しているほか、ダンスワークショップを行っている。2012年沖縄県へ移住、2015年仙台に戻る。






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